The International Committee for the Children of Chechnya

チェチェンの子ども達国際委員会 議長ハッサン・バイエフ博士
アメリカ合衆国非営利(501)(c)(3)法人
P. O. Box 381305 Cambridge, MA 02238 USA
info@chechenchildren.org

ICCCの始まり

ICCC(チェチェンの子ども達国際委員会)の構想は、1995年の春にロシア兵士の母たち、仏僧たち、クエーカー(友会徒)の一団がモスクワからチェチェンの戦場に向かう行進に出発した時に生まれました。

母親たちの「生命と思いやりのための行進」は、グローズヌイを目指すものでした。その道すがら、彼らは殺戮と暴力を目撃し、戦う双方の将兵達と出会い、語り合い、そしてチェチェンの母親達から歓迎を受けました。行進者達は行進にあたって自らの生命を危険に晒しました。そして、彼らを歓迎し、助けたチェチェン人達もまた、自らの生命を危険に晒すことになったのです。

母親たちの生命と思いやりのための行進は、双方の兵士達に武器を置くことを呼びかけ、ロシア、チェチェン双方の指導者達に、交渉の席に着くことを呼びかけました。行進者達は、世界に向かってチェチェンで何が起こっているのかを見守るように呼びかけました。

ボストン在住の数名の女性達は、行進者達と彼らを歓迎したチェチェン人達の勇気を称えようと望みました。私たちはチェチェン平和実現の活動を支援することを決意したのです。私たちはまたチェチェンの子ども達に代わって活動していくこと、彼らの両親や、学校の先生達や、リハビリテーション活動家、お医者さん、そして母親行進の信念を共有する全ての人々の努力を支えていくことを決意したのです。

1995年春の「生命と思いやり」のための母親行進の声明

生命は地上に於ける最も偉大な宝です。何者も、如何なる状況にあっても一人の人間が生きようという権利を奪うことはあってならないことです。このことは、あらゆる国内法、国際法によって疑いもなく保証されています。しかし、チェチェンに於ける戦争は、数万名に及ぶ罪無き人々の生命を奪い、そして奪い続けています。そして数十万の人々の家庭や資産や幸福を破壊しています。戦争はあらゆる平和的手段を駆使して押しとどめねばなりません。

数百名のロシア兵士の母親達は、彼女たちの息子達を戦場の地獄から守れるなら、自らの命も惜しくはないと覚悟しています。彼女らの思いやりの心こそ、この狂気、恐怖と憎悪を克服して平和を達成する唯一の力です。

この行進は、こうした母親達の思いやりの心の意思表示として行われています。その目的は、戦争の終結を呼びかけ、チェチェンの人々を襲った痛みと悲しみを分かち合おうというものです。 行進の参加者は、ロシアとコーカサスの母親達、ロシアと諸外国の宗教団体、人権ならびに人道支援団体の代表たち、ジャーナリストそして非暴力と思いやりの心の力を信ずる者達です。

私たちは、世界中の善意の人々、反戦活動家、宗教指導者、軍隊の司令官、報道関係者、地方行政指導者に支援と協力を訴えます。そしてこの行進に加わって下さるあらゆる方々を歓迎します。

この生命と思いやりのための母親行進は、民族を超え、宗派を超え、民衆の運動となって、苦しみを癒す力の源泉となり、人々に平和と幸福をもたらすことを願っています。

現行役員

ハッサン・バイエフ博士(議長) Khassan BAIEV
アメリカ在住のチェチェン人外科医でチェチェンの健康で安全な未来と子ども達のために活動しています。彼は(ルス、ニコラス・ダニーロフと共に)「誓い」(日本語版はアスペクト刊2004年)の著者です。この本は、彼の生い立ちと最近の二つのチェチェン戦争の回想を綴ったものです。バイエフ博士には、ヒュ−マンライツ・ウォッチ、国境無き医師団、アムネスティ・インターナショナルなどから表彰されています。

ルス・ダニーロフ(創立メンバー) Ruth DANILOFF
北コーカサスにおける人権問題に長い間関心を寄せてきた女性作家兼ジャーナリストです。彼女の論評はニューヨーク・タイムス紙、ワシントン・ポスト紙、ボストン・グローブ紙、スミソニアン・マガジン誌その他の国内外の紙誌に掲載されています。彼女はバイエフ博士およびニコラス・ルスと並んで「誓い」の共著者でもあります。

イヴリン・J・ムッサー Evelyn J. MUSSER
教師兼非営利組織の経験豊かな事務局員です。彼女はこれまでずっとロシア問題に関心を寄せ、IREX(国際研究交流ボード)のような米国の教育助言NGOでモスクワに於ける文化プログラムの事務管理者を務めてきました。

ラムザン・マゴメードフ Ramzan MAGOMEDOV
オレゴン州ポートランドのメイ・マネージメント社の投資マネージャーです。チェチェンに生まれ、1992年に米国に移住しました。彼は(中部ロシアの)サラトフ大学で獣医学を学びました。また米国ではミネソタ農業大学で学びました。彼はまたティガード・ロータリー・クラブの役員と、レーク・オスウェゴ商業会議所の議長に選出されました。彼はICCCの役員に2004年12月に加わりました。

グウェンドリン・ウィッタカー(創立メンバー) Gwendolyn WHITTAKER
特に旧ソ連地域の人権問題に関心や文芸に関心が深い女性フィクション・ライターです。彼女は長い間、アムネスティ・インターナショナルでのボランティア活動を続けています。