The International Committee for the Children of Chechnya

チェチェンの子ども達国際委員会 議長ハッサン・バイエフ博士
アメリカ合衆国非営利(501)(c)(3)法人
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ICCC議長ハッサン・バイエフ博士による最新報告

2006年4月

友人の皆さん、支援者の皆さん

この報告は、チェチェンの子ども達国際委員会(ICCC)の最近8ヶ月間の活動に関するものです。

さる3月、我々役員会の一人が、チェチェンを訪問してきました。旅の目的は、現行プロジェクトの進捗検証と、戦争の6年間に恐ろしい代価を払わされた子ども達を支援する最も良い方法の検討にありました。

我が役員が見るところ、大きな戦闘は停止しているものの、外の世界からの支援の殆ど無い中、何とか昔の暮らしを取り戻そうと自暴自棄の試みをしている様でした。戦後の後遺症は時に戦闘以上に悪い影響をもたらしています。人々は疲労困憊し、近親者を失った悲しみに打ちひしがれ、生活環境の激変に起因する精神的・肉体的病と闘っています。幾つかの学校や病院は修復されていますが、医師、看護婦、教師の数は、需要を満たしていません。

我々の現地代理人は、過去に支援者からの義捐金が配布された幾つかの組織を検証する訪問をアレンジしてくれました。

グローズヌイ聾唖学校において、我々は2名の教師の特別教習を行ってきましたが、我が役員は、我々の供給した教科書類が使用されているのを確認しました。
現在必要としているもの:聴覚・視覚障害児向けの教具。

グローズヌイ第2児童神経科病院は、我々の支援によって電気と水道がようやく通じて、活動を再開していました。我々が送った6箱の小包に入っていた玩具類で子ども達は遊んでいました。
現在必要としているもの:広範な医薬品が必要です。

困窮家庭の支援:我が役員は、少額支援金、衣類などを供給してきた幾つかの家庭を訪問しました。また600袋の小麦粉を300世帯の困窮家庭に配布しました。少額支援金、衣類、小麦粉を配った家庭は、困窮しているにもかかわらず孤児となったストリートチルドレンを引き取っている家庭です。彼らが示した感謝を見て、我々は良いことをしたと心を打たれました。人々には、アメリカへ行ってしまった我が役員が、彼らを助けようとしていることをにわかに信じがたかった様でした。幾人かの人々はうれし涙にくれていました。そしてある女性は、「ああ、貴方は我々を助けて下さった。」とつぶやいていました。

将来の計画:我が役員の訪問を通じてICCCの支援が有効と考えられる幾つかの組織が明らかとなりました。

我が役員は、チェチェン盲人協会と接触しました。この協会の会長、ハワ・カリーモワと彼女の夫は共に盲人です。カリーモワ夫人は、戦争で盲人児童を受け入れていた3つの学校の内、2つまでが破壊されてしまったと報告してくれました。現在、目の見えない子ども達は家庭内に取り残され、多くの場合悲惨な状況下で教育も訓練も受けられないで暮らしています。
現在必要としているもの:盲人用方位探知機、音声機器、点字学習支援具、盲児用ゲーム類。

我が役員は、チェチェン対AIDS対策センターのヘダ・アイダミーロワ博士と会いました。彼女は、HIV感染が、ハイリスク・グループから一般住民全体に広がっていると指摘しています。感染者の中には、出産適齢期の女性や、児童も含まれています。毎月、8-10件の新規感染が判明しています。劣悪な社会経済条件からくる自暴自棄、失業、若者達の無為が原因と彼女は報告していました。
現在必要としているもの:HIV感染検査試薬、HIV感染治療薬。

我が役員は、地元のパン屋と聾唖学校および児童神経科病院に毎日、食パン50個を出荷させる契約を締結しました。この契約は、子ども達に食物を供給するだけでなく、地域雇用を下支えしようと意図してのことです。

アルハン・カラ児童チェチェン舞踊団:このグループは、戦闘しか知らず無為に過ごしている若者たちに、文化の重要性を学ばせようと言う熱心なボランティアによって創設されました。
現在必要としているもの:楽器、衣装、そしてシンセサイザー1台。

諸データ

くりかえし、支援者の皆さんに感謝します。皆さんのご支援は、チェチェン民族が絶滅して行くことをささやかでも防いで下さっているのです。

ハッサン・バイエフ博士

注: 亡命者という立場から、我が役員という表現になっているが、実際に現地訪問を行ったのは、バイエフ博士自身である。